占い師:誠象のブログ 四柱推命・易・占星術

四柱推命・易・占星術・六壬神課・ホラリー占星術など占い全般について気づいた事をつづっていきます。

カテゴリ: 窮通宝鑑

窮通宝鑑」に記載の丁寅月生まれ
例題を取り上げてみましょう。

時日月年
壬丁戊庚
寅未寅辰

窮通宝鑑には、この人は
科挙の第1次試験には合格したが、
官途につくことはできず、
行運酉で亡くなったと
記されています。

その理由として書かれているのは、
丁壬干合に寅月で年支の
会うので成格(木化格)するが、
庚が透るために破格となる理由。

一見して、日干丁の寅月の場合、
庚は調候用神として吉神とみますが、
外格を成そうとする命式においは、そこが
アダとなる場合
があるので、
推命では注意する必要があります。

酉の行運で亡くなったのは、
庚からみて酉は羊刃であり、
破格の現象が強く出たとみますが、
また破格の命とみれば、寅の印を
頼りにするしかなく、その印を
剋す庚が強くなるのを嫌います。



2025年春開講【四柱推命占い師養成講座】第21期生募集のご案内!
日時:2025年4月10日(木)14時〜17時※1回3時間の全8回
   毎月第2木曜日開催
場所:名古屋市中区錦3丁目5-21 錦布袋ビル4階
   一般社団法人三才占學誠山協会教室にて開催
URL:https://sansaisengaku.com/new-course/







12月9日にお亡くなりになった
小倉智明さんを四柱推命で見てみます。
昭和22年5月25日生まれ

日月年
甲乙丁
辰巳亥

窮通宝鑑では、甲の巳月生まれは、
甲は退気となり、丙が司権するため、
癸水を用神とし、丁を後に取用する
とあります。
辰の中に癸があり、また水源なくとも
年支亥が焚木を避けていると判断できます。
日柱甲辰、吉神である強い丁の傷官、
総合的にみて社会に名を成すような良い命式です。

ガンになった時期は68歳、67歳前後から
金行運に入る接木運という大きな運の変わり目となり、
大運は戊戌に入ったときです。

戊は用神癸を潜在的に去り、戌は癸のある辰を
冲することになり不運です。

日干甲の身弱命ですから
当然金土行の運は嫌います。
出生時間がわからないですから、
この命式だけで膀胱がんになると判断する
のは難しいところです。


【ご案内】
2025年4月開講【四柱推命占い師養成講座】第21期生募集のご案内!
日時:2025年4月10日(日)14時〜17時※1回3時間の全8回
   毎月第2木曜日開催
場所:名古屋市中区錦3丁目5-21 錦布袋ビル4階
   一般社団法人三才占學誠山協会教室にて開催
URL:https://sansaisengaku.com/new-course/



占いイベント開催
2025年1月5日日曜日11時から占い鑑定会を開催します!
この機会に2025年の運を占ってみませんか!?
先着順です(予約なし)。
料金:通常30分5,000円 延長料金10分1,000円
アクセス:https://sansaisengaku.com/access/

こんにちは 久しぶりに書き込みます。
ページ下部に占いイベント開催の案内が
ありますので、ぜひご覧ください。


窮通宝鑑は、干の特性調候用神を導きだす
理論が記さており、四柱推命を修得する上で
欠かせない書籍の一つです。

漢文の原書を読解するのが理想ですが、
そうは言っても大変ですので、
和訳本から入ることになりますよね。

和訳本といっても、色々な方が訳して
解説をして付けておりますが、
その中でも分かりやすく大変腑に落ちる
内容となっているのが加藤普品先生の
窮通宝鑑和解です。

例題を交えながら、解説されてますので、
私の見解も付していこうと思います。

甲寅月の窮通宝鑑解釈
「寅月の甲木は成長の象となるも、
余寒がなお厳しいので、丙癸の
透干を得れば富貴双全となる」

時日月年
丙甲戊庚
寅子寅寅

「丙戊が透出し、寒木向陽となり
喜用よろしく適宜官途に通達し
富貴双全となる。」

調候用神の丙が透干して、
地支に子の水があるのが理想的
という例ですね。
地支の子ではなく癸が透ると
せっかくの丙を剋してしまっては、
格が落ちてしまうということです。
身旺ですので、戊庚の財官揃うのも
良いですね。



占いイベント開催
6月2日日曜日13時〜18時開催!
実力派占い師による占い鑑定会を開催します

参加お待ち申し上げます。
※先着順となります(予約なし)。

料金:通常30分5,000円のところ4,000円 延長料金10分1,000円
営業時間:13時〜18時まで
アクセス:名古屋市中区錦3丁目5-21 錦布袋ビル4階
https://sansaisengaku.com/access/


↑このページのトップヘ