占い師:誠象のブログ 四柱推命・占星術

占い・四柱推命・占星術・六壬神課・ホラリー占星術について気づいた事をつづっていきます。

カテゴリ: 四柱推命

「易占始終」という書籍を読みました。
昭和28年発行と印刷されていますので、
今から65年前のもので、著書は紀藤元之介先生です。
加藤大岳先生とともに日本の易学を支えてきた方で、
紀元書房の創始者のひとりです、
残念ながら現在は閉鎖しております。
姓名の一字を採って書房の名前にしていますね。


表紙を持つと今にも崩れそうで怖いので、
そ〜っとページをめくって読みました。

その中の一文を簡略して紹介すると、、、
占い師や占いを学ぶものにとっての
関心事は「いかにしてピタリと当てるか」
とうことになるが、なかなかそう簡単には
いかない、例えていうのなら、
お医者さんが、様々な検査をして
その結果を総合して如何に合理的に
行っても、分からないという結果が
出たり、誤診になったりすことも
あるという話を聞く。
占いも同様に合理的占法に限界はある、
(だからといって無駄ではなく、むしろ
合理的占法で行ったほうが誤りは少ない
のは事実。)
つまりは、必ずピタリと当てることには、
限界があり、そればかりに拘るのは、
相談者のためではなく、自分だけの
ためでしかない。一番肝心なのは、
対策を明示することである。


・・・とありました。
文字も小さく色も薄くなっており、
なかなか思うように読み進められない
のが辛いですが(笑)。


八方塞がりで、すべてが凶であっても、
その凶の中に少しの吉の方向性を見つけ
られるような対策が必要となります。

占い師に求められるのは、
占術の知識だけでなく、
一般常識的な医学、栄養、不動産、
相続、民法、商法…など浅くても良いので、
幅広い知識になります。

誤解しないでほしいのは、
医者や弁護士の資格ではないので、
その専門分野の問題を直接解決
するのではなく、解決の糸口を
見つけるのに必要ということです。
深いことは専門家にまかせれば
いい事ですからね。

占い師も色々と大変だ


















推命の一番の大事なところは、
この命式の用神が何であるかを、
見つけることから始まります。

四柱推命を勉強されている方は、
用神を如何に見つけるかで、
どなたも大変苦労されている
のではないでしょうか。


用神を間違えると、すべての判断を
間違えることになりますので大変です。

しかし、簡単に用神が見つけられる
命式があれば、見つけるのが
難しい命式もあります。


鑑定の時に迷ったのであれば、
遠慮なく相談者の方に、
聞いてみてはどうでしょうか。

過去のこの年はどんな年だった?など、
(ある程度の年齢を重ねた人が対象になりますが)
そうすることで、誤占もなくなり、
また実力もついて来ます。

学習して実践、検証、そして学習
という繰り返しです。

数年でマスターできるほど
占術は簡単ではないですから。



















占いを信じない人も、
この運については
考えたことがあるのでは。

運命なんて信じない、
と言っていた人も、
無意識に「ちぇっ、ついてないなぁ」
とか口にすることも。

推命を学んでいると、
命(めい)は変えることができない、
運の流れも変えることができない、

そう、変えられない、
夏が終われば秋、秋が過ぎれば冬、
厳しい冬を越せば必ず春が来るように。

じゃあ、何も変えられない?

いや、考え方は意識的に変えられる。
命(めい)が違うのに、人と比べても
しょうがいない、といった考え方を
したのならどうだろうか。

人はロールモデル(模範とする人物)
を無意識に造っていると言われて、
確かに成長の助けとなっている。
ただ人は別人格、命(めい)も育った環境も
違うため、それが自分を苦しめることにも。

命中の官星が悪いのに、
出世を望んでも違うのかな?
良い夫を望んでも苦しいのかな?
でも、そういう命は他に、
キラリと光る良いものを
持っているはず、
それが自分らしさと
いうのでしょうか。


それを見つけられるのも
推命を勉強することの
意義の一つなのかなと。










四柱推命が奥深いと感じるのは、十干十二支に隠されている意味や、
生まれた季節と四柱の組み合わせから吉凶及び表面に出ていない
意味(象意)を引っ張り出してこなければならない事でしょう。


象意だけを見ても十二支のうち一支に隠された象意は一つだけではなく、
複数存在するわけです。表現は難しいですが、複数存在するといっても、
分野(ジャンル)は同じであり、そのジャンルの中から選択していくわけ
ですから、決してどうにでも取れるというわけではないです。

例えていうのならば、「橋、駅、神社、車、学校、通信、兄弟・・・」の
一つ一つは全く違うように思えるですが、一つの同じジャンルです。

状況に合わせていかに読み解くかがカギになります。



四柱推命の歴史を考えると、一人の天才によっていきなり発明されたものでもなく、古代中国において十干十二支が定められ、陰陽論、相剋論、五行論等が論じられるようになり、それぞれが独自に発展しながら融合し、やがて唐の時代に子平さんという方(徐居易、字が子平)が現代の四柱推命のもととなる子平学を定めたと言われ、その数百年後、明、清の時代になって滴天随、窮通宝鑑といった書物がまとめられて現在の形になってきました(諸説ありますが)。もちろん歴史の表舞台には出てこいない天才偉人達が数多く関わっていることは間違いないと思います。
日本では阿部泰山氏がこれらを訳しまとめた阿部泰山全集を発刊しており、現在日本での四柱推命はこの阿部泰山流が主流となっています。
誠山会ではこの阿部泰山全集基本にしているため、十干と調候の関係である滴天随、窮通宝鑑といった内容についてもカリキュラムに組み込み教えているわけですが、これらは実践鑑定にどうしても沿わないところがあり、教える側としては少なからず葛藤が生じてきます。
陽史明氏著作の「窮通宝鑑」でも、そういった実践の推命と合っていないという指摘が度々(毎回?)でてきますが、例えば、庚丁、甲庚、壬辛といった特定用神としての理論で、これら窮通宝鑑の内容と実践とは相いれない部分のところが多々あります。 しかしながら、これらが間違った内容が記述されているというわけでなく、調候と干関係の基本としては正しいのであり、何を取り何を捨てるかは、その理論をしっかりと理解した上での推命が重要となります。それらを飛ばしていきなり素晴らしい活断ができるものではありません。
易経にも順を履むことの大切さが説かれている通り、急がば回れですね。


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