中国で隋の時代からの制度で
上級官僚登用のための
科挙』といわれる最難関の試験が
あり、滴天随窮通宝鑑には
この試験に合格した人の命式が
例題として記述されています。

この試験に合格すれば、
名誉と富が保証されるので、
合格倍率も数千倍と相当な
難関試験と言えます。


その中の一つに、官殺混合命で
合格した人の例題がありましので、
ここで取り上げて見ます。

時日月年
癸丙壬壬
巳寅子辰

天干に壬の殺が重なり、
時干に癸の正官が透って
まさに官殺混合命です。

この命で良いのが、
日支の寅と時支巳となります。
巳の根があることにより殺に対抗でき、
また寅の正気甲が印星となっているので、
試験運が良いと判断できます。


大運の流れも木→火と吉運の
行運
になっており良いです。
この運の流れも大事ですね。

問題は官と殺で濁った命なので、
滴天随解説では、己巳の年運巡りで
己が癸の正官を抑えて殺のみの清い命
なった時に合格したとなっています。

やはり濁った命であれば、それが
清くなったときに発展する理屈です。

しかしながら科挙試験に合格という
最低限の地位と名誉そして富は
手にしたかもしれませんが、
官殺混合命では、官僚組織において
どこまで出世できたかは不明であり、
評価されずに思ったような出世は
できなかったのではないかと思われます。