滴天随にある官(正官)、殺(偏官)混合の
扱いについて取り上げたいと思います。

原書に曰はく、
官殺相混宜細論。殺有可混不可混

官殺相混じるのは細かく論ずべし
官に混ざるのを可、混ざるのを不可とすることあり。

官星は財の生を喜ぶが、殺には食制がよろしい。
財を用いて官を生じる格は殺の混じるのを忌むが、
印星を用いて官を化す格局は殺が混じるのを忌まない。

食制で殺を制する局は、殺が重く制が軽ければ
殺の重なるのを忌み、官の混合することを嫌う。
殺が軽く制の重い者は殺を助けることがよく、
また官の混合することも忌まない。

そもそも官殺混合は良く取らないですが、
場合によっては上記のように返って良い場合があるので、
命式の吉凶判断に注意が必要です。