ある易書を見ていたら、
老子の処世哲学は易六十四卦のうち
地山謙、山沢損、艮為山、水沢節
の四つの卦に表現されるとありました。
※老子は、中国春秋時代の有名な哲学者。

なるほど、この四卦の特徴は、
地山謙:多いものを減らし、少ないをもの増す。低姿勢の中に高い徳を有していること。
山沢損:欲心が大きくならないうちに、これを防ぐ。
艮為山:止まるべきところに止まり、己の分際を超えた欲を出さない。
水沢節:人の欲望を節限すべく、礼の節度を定める。


つまり、
我欲を減らして無為無欲の
自然に復ることこそ人の道である。

我欲を完全に棄てろと、
そこまでは言われてないようです。
仙人のような人には、
完全にできるかも
しれませんが、普通の人間には
無理ですよね

ただ易は君子の道、
これに気付いて、
少しでも実践できれば、
また違ってくるかもしれませんね。