「君頼臣生理最微」は滴天随“反局”にある一句です。
反局とは、臣下が目上に対して反する(剋する)ことを言います、いわゆる下剋上ですね。本来下剋上は悪い意味なのはご存じの通りですが、「君頼臣生理最微」とは君が臣の剋によって生を頼むのは微(良い)という意味です。君は日干のことで、臣は財を指します。つまりこの財が印を剋すことで、逆にその生を得られることです。※印は君を生じる父母であり、それを剋すのは正に反逆に当たる意味があります。
例を挙げると、
時日月年
戊甲壬壬
辰子子戌
壬の偏印が大過して日干甲は浮木となる状態ですが、時柱に根のある戊偏財が透干しており、これが壬偏印を抑えて甲が浮き木となるのを防いでいます。本来財が印を剋すのは問題アリとなるのが、この場合は逆に良くなるという意味です。滴天随ではこのような句として残されておりますが、子平真詮では印綬格、財格の例として取り上げられています。
反局とは、臣下が目上に対して反する(剋する)ことを言います、いわゆる下剋上ですね。本来下剋上は悪い意味なのはご存じの通りですが、「君頼臣生理最微」とは君が臣の剋によって生を頼むのは微(良い)という意味です。君は日干のことで、臣は財を指します。つまりこの財が印を剋すことで、逆にその生を得られることです。※印は君を生じる父母であり、それを剋すのは正に反逆に当たる意味があります。
例を挙げると、
時日月年
戊甲壬壬
辰子子戌
壬の偏印が大過して日干甲は浮木となる状態ですが、時柱に根のある戊偏財が透干しており、これが壬偏印を抑えて甲が浮き木となるのを防いでいます。本来財が印を剋すのは問題アリとなるのが、この場合は逆に良くなるという意味です。滴天随ではこのような句として残されておりますが、子平真詮では印綬格、財格の例として取り上げられています。