五行説について編纂されている
中国の古書『五行大義』なるものが
あるのですが、そこに書かれている
土の性について、
「土に稼穡(かしょく)という」
「土は中におり、四季を主り、
四時を成す」とあります。

稼穡とは、種をまくのを稼といい、
収穫するのを穡といいます。
種は土中から、この土を貫いて
生えてくるのであり、
土がその特性を失ってしまえば、
いくら種をまいたところで
植物は育たないことを
意味しています。

また土はすべての中心であり、
家族構成の根幹を意味しております。
これらの事から土行には
親族の意が出てくるわけです。

四柱推命において、土行の状態が
よくない場合に、祖先、親、夫婦、
子供等の親族関係に問題が出る
といったことを言うのは、
土の特性から判断できるからです。