占い師:誠象のブログ 四柱推命・易・占星術

四柱推命・易・占星術・六壬神課・ホラリー占星術など占い全般について気づいた事をつづっていきます。

2017年08月

「易の卦は生きている」とは、加藤大岳先生がよく言われていた言葉だそうです。


凡才の私には、この言葉の本質がなかなか理解できておりません。
生きているとは、動いて変化する? 成長する? やがて死を迎える? 生きていれば裏もある?などと自分を納得させるよう色々と考えるのですが、、、、。

加藤大岳先生の高弟である林成光先生は、この言葉を繰り返して言うと嬉しくなったそうです。「卦は生きている・・・卦は生きている・・・」これだけで問題解決なのではと思われたそうですが。

私なりに林先生の解釈を熟考すると、ああ、そうか!生きているとは魂を持ち意志を持つ、卦の言いたいことはちゃんと出ている、ということなのでしょうか。

難しい卦とは読卦力が足りないから難しいと感じるとよく言われるのですが、いきもの相手では難しいわけです。


・・・などど自分を納得させず読卦力を上げるよう精進しております(汗)。

子平(四柱推命学)を推命する時のポイントは、
調候と陰陽五行の旺衰強弱といったバランスを考えるのは当然ですが、その中でも土の五行は重要視すべき個所です。

五行調候の中心は土であるので、この土の五行が命式にどのような影響を与えるかをしっかり押さえる必要があります。

窮通宝鑑では未月においては、大暑前後で考え方が異なる理由に、1年を大きくわければ水と火、その中心が未月という事です。つまり五行では春夏を火とし秋冬を水とする考え方は当然あると思います(どの書籍にもこのような事は書かれておりませんが)。易では天地ありて水火ありです。

土の五行に問題あれば、何かしら因縁の強い問題が発生します。
その命式によって土行が祖先を指せば、祖先や相続。兄弟であれば兄弟骨肉の争い。学業であれば引きこもりや登校拒否などです。

常連のお客様からの依頼で、二週間ほど前のことです。

二日後に家族で1泊2日のキャンプに行くのだが、台風が接近しており、このまま決行してもいいかどうか占ってほしい。


今回の台風異常に速度が遅くて、進行方向も読めない。3か月も前から予約して子供達も楽しみにしているので、できたらキャンセルしたくない。

易で「キャンプを楽しむことができ、無事戻って来れるか?」を筮して、「地雷復の初爻」(三変筮にて)です。

無事戻れるか?で地雷復の卦は得るとは、誠に妙というか的を得たといか、思わず笑みがこぼれてしまったのですが。

戻るという基準卦(地雷復)を得て、その成卦主である初爻であれば、まさに無事戻る卦。内卦の我が進むとし、その先には外卦坤の何も障害の無い卦とも見られます。細かくみると、成卦主の一陽を指しているので、雨が降るかといえば、坤の晴の中に一陽の飛び込み成果と裏卦天風姤で、突然の雨に遇う、ただ、初爻のため初日早々ぐらいで、すぐに晴れ上がり翌日まで何の障害もなく過ごせる(初爻から上爻まで時間の経過とみます)と見られます。

そう伝えたところ、安心して行ってきますとのこと。

結果は、当人からしばらくたってからの連絡で、こちらも忘れていてのですが、当日朝にキャンプ場へ到着してから、結構なにわか雨に遭い、午後には晴天へ快復後、帰宅するまで晴天に恵まれたそうです。

占い師としては、面目保てました。

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