占い師:誠象のブログ 四柱推命・易・占星術

四柱推命・易・占星術・六壬神課・ホラリー占星術など占い全般について気づいた事をつづっていきます。

滴天随八格の官殺論において
食神制殺格についての命式が
書かれていますので、
取り上げて見ます。

時日月年
甲壬戊戊
辰辰午辰

「原文」
この造りは四柱が皆殺で、
支が三辰に座し身庫に通根
することを喜ぶ。
妙は金が無く、時柱に殺を
制する食神の甲が透る処にある。
辰はすなわち木の余気にて、
正に一将が関に当たれば、群凶が
自ずから伏すものと言える。
癸亥運に至れば食神が生に会い
日主は禄を得るので、科甲に通る。
甲運は県令となり、子運は喜神が
旺神午を冲するので死亡したのである。



命式にのあるものは、
病薬をもつかどうかに
かかってきます。
この命の日干壬は
辰に座して、根があり生気
もっていることと、病薬である
甲にも辰に座して同様に
生気があることが肝ですね。
子平真詮にも食神制殺論
でてきますが、いずれも
単純に殺に食神があれば
成り立つものでもないと
述べられております。





俳優向井理さんが事務所を退社し独立をしましたが、
独立の吉凶を四柱推命から見てみましょう!

彼の生年月日は、1982年2月7日生まれ
日月年
辛壬壬
酉寅戌

年と月に壬の傷官が2つ
並んでいます。
芸能関連の才能に大変恵まれおりますね!
また、傷官は組織運を破るので
独立するのを43歳の今までよく
我慢していたなという命式です!

酉の建禄があって、自分の力で
家(会社)を建てる運ももっています。
まさに独立して正解です!

本来は39歳のときに独立する運が
来ていたのですが、コロナ禍最中
でもあり、少々予定が伸びたのでしょう。

奥さんである国仲涼子さんを社長に
据えて向井さん自身は芸事に専念する
方がうまくいきます。
日支酉が建禄になっているのと、
国仲さんが正財を持つゆえんです。

12月9日にお亡くなりになった
小倉智明さんを四柱推命で見てみます。
昭和22年5月25日生まれ

日月年
甲乙丁
辰巳亥

窮通宝鑑では、甲の巳月生まれは、
甲は退気となり、丙が司権するため、
癸水を用神とし、丁を後に取用する
とあります。
辰の中に癸があり、また水源なくとも
年支亥が焚木を避けていると判断できます。
日柱甲辰、吉神である強い丁の傷官、
総合的にみて社会に名を成すような良い命式です。

ガンになった時期は68歳、67歳前後から
金行運に入る接木運という大きな運の変わり目となり、
大運は戊戌に入ったときです。

戊は用神癸を潜在的に去り、戌は癸のある辰を
冲することになり不運です。

日干甲の身弱命ですから
当然金土行の運は嫌います。
出生時間がわからないですから、
この命式だけで膀胱がんになると判断する
のは難しいところです。


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滴天随にある官(正官)、殺(偏官)混合の
扱いについて取り上げたいと思います。

原書に曰はく、
官殺相混宜細論。殺有可混不可混

官殺相混じるのは細かく論ずべし
官に混ざるのを可、混ざるのを不可とすることあり。

官星は財の生を喜ぶが、殺には食制がよろしい。
財を用いて官を生じる格は殺の混じるのを忌むが、
印星を用いて官を化す格局は殺が混じるのを忌まない。

食制で殺を制する局は、殺が重く制が軽ければ
殺の重なるのを忌み、官の混合することを嫌う。
殺が軽く制の重い者は殺を助けることがよく、
また官の混合することも忌まない。

そもそも官殺混合は良く取らないですが、
場合によっては上記のように返って良い場合があるので、
命式の吉凶判断に注意が必要です。



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多くの方に受講いただき、
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占い鑑定歴45年の経験を
大変面白く語っていただきました!

20241101風景

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